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そう。 あれは、牛だった。 完全にね。
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僕の好きな先生。


小学校。
6年生の時に担任だった少し大きめな眼鏡をかけていた女の先生。
気持ちがいいくらいやさしくて、一度先生のことを「お母さん」と
間違えて呼んでしまった時に、死ぬほど恥ずかしかったけど
その先生は笑いながら僕を抱きしめてくれた。
多分僕はこの先生をちょっと好きだったのかもしれない。


中学校。
今では珍しい熱血スポーツバカなサッカー部の顧問の先生。
練習中にちょっと野球部の練習を見ていただけで、顔面におもくそボールを当てられ
「そんなに野球が見たいなら、野球部に入れ!」と怒られた。
社会の先生でもあって、授業開始の時に友達と喋っていて教科書とノートを
机の上に出し忘れていたら、黒板消しのきれいにする機械(ウィーンっていうやつ)
で頭を殴られ「目が覚めましたか?」と怒られた
怒られてばっかりだったけど、中学校で一番僕を心配してくれて
笑うと両頬にエクボができて、それを見て僕も笑った。
今でもこの先生の言葉だけは異様なほど覚えてる。


高校。
夢も希望も彼女も出来ない工業学校だった。
学校自体あまり好きじゃなくて、特に好きな先生はいなかったけど、
奥田民生に良く似てるけどちょっと髪の毛が薄くて身長の低い先生がいて
ほとんど喋った事はなかったけど、好感を持ってました。
あと何度か担任をしてた身長が高くて、しょうもないだじゃれをよく言う先生がいた。
3年の夏。いきなり芸大に行くと言い出した僕を他の先生は少しバカにしていた。
工業高校では異例だったし、ましてや3年生の夏だったのでほとんどの先生は
受かる訳がないと思っていたのに、この先生だけは
「おまえは受かるぞ。なんとなくそんな気がする」と笑いながら言った。
「なんとなくってなんなら!」って答えたけど根拠もない言葉が頼もしかった。


大学。
僕がデスクワークではなくて、現場派と一番始めに気付かせてくれた先生。
1年の頃から学外の現場やプロジェクトに連れまわされ、
夜中に一緒に自転車をニケツでよくラーメンを食べに連れてってくれた。
僕が機械でケガをしたとき、
「お前がケガしてどうするんな!ボケ!」と容赦なく蹴りを入れられた。
でも現場作業のイロハはこの人から学んでいて、そのおかげで今がある気がするし
僕が課題で困った時はいつでも相談に乗ってくれる。
子供が生まれて、性格も丸くなって携帯の写メで笑っている子供の写真を見せられた。
子供以上に笑っている先生がそこにいた。


今。
僕は先生をしています。不思議な気分です。

このことを今までの先生に話したら、多分みんな笑う。
でもバカにした笑いじゃなくて、喜んで笑ってくれるはず。
だから、みんな僕が好きな先生です。


笑顔が素敵な先生です。


おわり

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無題
いつも楽しみに読んでいます。
今日はとくにジーンとして、そしてusiさんもきっと良い笑顔の先生なのだろうなと思いました。
ありがとうございました◯
むー 2011/06/14(Tue)00:06:31 編集
無題
むーさん

ありがとうございます。
いつも楽しく書いています。
個人的に顔がクシャってなる笑顔が好きなんです。
僕はまだまだなので、授業の前にトイレで笑顔を練習をしておきます。

クシャ
usi 2011/06/14(Tue)00:51:44 編集
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